
INTERVIEW前検インタビュー
2023.07.19
7月20日 第3回石村正利記念杯(F1)
◆今節のレース展望

沖縄の伊藤颯馬を先導役に中川誠一郎、中村圭志、塚本大樹と並ぶ九州ラインが強力だ。徹底先行スタイルではないが、伊藤颯馬はバック数が多く、ヨコの動きもいとわない。ライン長い時は、早めの発進もあり、中川誠一郎が久々の美酒を味わう展開も。長らく低迷していたが、オールスター出場もファン投票で決まり、前回のピスト6でも完全優勝を決めている。ただ、粘られた時は空中分解だし、それはそれで仕方ないだろう。
近畿は石塚輪太郎が予選スタートになったが、窓場千加頼と稲垣裕之が初日特選シード。窓場千加頼は小松島記念を腰痛で途中欠場したが、一次予選、二次予選と2着でクリア。捲りは切れており、稲垣裕之とのワンツーも可能。
今節は防府市主催の開催だが、山口、岡山と全員が予選スタート。天才肌の宮本隼輔に復活して欲しいが、波に乗れない状況。だが、ポテンシャルの高さからも、いつ爆発してもおかしくない。久保田泰弘はガッツがあり、今後、マーク1本で生きて行くべき。イケメン山本奨も地元だし決勝に進みたい。
A級戦はチャレンジ上がりの若手が多い。121期の米村光星、橋本陸、坂田康季、岸田剛は大活躍しそう。特に岸田剛は脇本雄太の弟子であり、スピードは満点。当地は初出走だが、いきなりの完全優勝も見える。初日特選シード組みでは、筒井裕哉が無念のA級落ち。長らくS級で活躍した実力者だし、前回の名古屋ミッドで優勝。今シリーズは岸田剛の番手を回れて有利。地元は田上晃也と峰重祐之介のタッグで一発を秘める。
◆S級特選インタビュー

1稲垣 裕之
感じはだいぶ良くなっています。何かを変えたとかそういうのはないけど、普通にしっかり練習して、怪我なく走れているのが大きいです。ピスト6を走るとこっちの成績も良くなるので今回はたぶんいいんじゃないかな。千加頼君。
2中村 圭志
この点数はキャリアハイ。最近はずっと流れがいいし、脚の感じも変わらずいいです。橋本君がジカで来るのでかなり迷いましたが、自分は誠一郎さんの自力にマークします。
3橋本 強
西同士だからって遠慮していたら面白くないし、割り切ってやらないとレースにならない。先行はどう見ても颯馬だし番手ジカで勝負します。
4塚本 大樹
颯馬を明け渡して熊本3人っていうのは100%ない。誠一郎さんは誠一郎さんのスタイルがあるし別でやるのは構いません。ここは僕が颯馬の番手で橋本さんと競ります。
5窓場千加頼
小松島で犬伏(湧也)君と対戦してフィジカルの差を強く感じました。腰が痛くて最終日は欠場したけど、ここまでの間にケアしてきたので大丈夫です。自力自在。
6中川誠一郎
強が来るのかぁ…。圭志と大樹がどうするかですけど、競ってでも勝負すると言うなら止めません。僕はそういうタイプじゃないし点数も一番下なので、競りには加わらず自力でやります。別でやると決めた以上はチャンスを見つけて動きたい。
7伊藤 颯馬
玉野はこの前来たとき3日間ボロボロだった。苦手ではないけど風が強いのは嫌ですね。競りがあってこういう並びになったのは複雑だけど、自分は自分のレースをするだけ。自力。
◆A級特選インタビュー

1坂上 樹大
筒井君もとうとうA級に落ちてきたか。これも時代ですね。連係は過去に何度もあるし、俺が付くといつも先行してくれる。信頼して。
2峰重祐之介
玉野がリニューアルオープンしてから初めて走るので、気合を入れて練習してきました。最近の中では一番の仕上がりだと思います。田上と会った瞬間、「3番手回りたい」って顔に書いてあったので(笑)、中国4人で連係することにします。自分は4番手。
3谷元 奎心
山口籍になって初めてのレース。正式に移籍したのは今年の7月ですが、その前からずっと住んでいたので違和感はないです。奈良の落車で肋骨を折って休んでいたけど、練習はけっこうできたし脚の不安はありません。スピードチャンネルも毎日見ていたから、脳もばっちり鍛えられています(笑)。中国の先頭で自力勝負。
4良永 浩一
大雨で家の納屋に土砂が流入してしまったので、泥かきして、一輪車で行ったり来たりっていうのを30回くらいやりました。そっちの疲れもあるし、状態的には正直どうかなって感じですけど、走る以上は精一杯頑張ります。決めずに1人で。
5今岡 徹二
色んなことができるようにというのが今のテーマ。池田良さんにもアドバイスをもらって、いいところを殺さず生かすようなトレーニングをしています。ここは地元の2人がいいよと言ってくれたので谷元君の番手。谷元君とは初めてだけど、人の後ろは10回以上あるので大丈夫です。
6田上 晃也
追加が入ったことで地元開催二連チャンになりました。この間走ったときは3日間良くなかったし今回は何とかリベンジしたい。別でやるよりはまとまりたいなと思っていたら、峰重さんもまとまろうと言ってくれたので、中国ラインの3番手を回ります。
7筒井 裕哉
A級だからって気持ちは何も変わりません。知らない子が多いなってくらいで、与えられたメンバーと番組で頑張るだけです。一発目の名古屋は3日間自分でやって、踏んだら意外と出てくれたので、これなら何とかなるかなって感じでした。自力。
◆地元選手インタビュー
取鳥敬一

地元といってもいつも通り。ここは番組的に中部近畿の後ろですね。先行はたぶん江端君だし、3番手でも良い位置だと思います。
高田大輔

デビューしたのは和歌山だけど、8年くらい前に生まれ故郷の岡山に戻ってきました。怪我をしたり、体調を崩したわけではないんですけど、最近はずっとパッとしなくて…。そろそろ何とかしなきゃマズいですよね。坂田君-内村さんの後ろで3番手。
峰重祐之介

地元を走るのはものすごく久しぶり。リニューアルしてからは初めてなので、ここに向けて気合を入れて練習してきました。田上君がみんなでまとまりたい雰囲気を出していたので中国結束4番手です。
田上晃也

せっかく4人いるんだから別でやるのはもったいない。峰重さんもまとまろうと言ってくれたし、谷元君-今岡さんの3番手です。3番手のレースは前に広島で1回ありますよ。
城戸俊潔

練習はだいたい師匠の石丸寛之さんとやっているんですけど、めちゃくちゃ強くて自分はいつもやられています。地元はけっこう成績がいいので、今回もしっかり走りたい。あまり欲を出さずに、まずは予選クリアを目標に頑張ります。
山本奨

城戸君とは前回の小松島記念でもワンツーを決めている。最近調子がよさそうなので楽しみですね。僕自身も問題なく調子はいいので、2人でいい連係を見せたい。
立花成泰

富山の最終日はペダルが外れて落車する一歩手前だったんです。直前の練習でもあの場面が何度も頭に浮かんで、気持ちよくモガけませんでした。脚の状態はそこまで悪くないので気持ちだけですね。中四国ラインの3番手。
連仏康浩

渡口君との連係はA級でもS級でもあります。綺麗に決まったり、優勝させてもらったり、僕が離れたり、いろいろですね。直前の小松島記念は脚負けというより展開負けだし、めちゃくちゃ調子が悪いわけではないです。
◆防府市主催・山口所属の選手インタビュー
内村泰三

今回は防府市営。石村正利杯というも知っています。いつもより山口の選手もたくさんいるし、みんなでこの開催を盛り上げたい。目標にする坂田君はチャレンジ上がりなので当然初連係。どんな走りをするのかも分かりません。
国村洋

前期最後の玉野開催は3着1着2着とまずまずの成績。欠場期間中にセッティングを見直したら、それがバッチリ嵌まった感じです。地元の後ろでチャンスを待ちます。
久保田泰弘

前橋が終わって違反訓練に行っていたんですが、調子の方は問題ないと思います。外田君はダッシュのある選手で、前に連係したときは千切られている。差す差さないよりも付け切ることに集中したい。
渡口勝成

玉野を走るのは防府市営だった4月以来で、あの時は初日に落車してお帰りになってしまった。今回もまた防府市営の開催なので、リベンジのつもりで頑張りたい。自力。
宮本隼輔
落車明けだし走ってみてからですね。三登さんとの前後はすぐに決まって僕が前になりました。自力。
谷元奎心

鹿児島から山口に登録変更したのは7月ですが、その前から山口に住んでいたので違和感はないです。自分が競輪場に着いたらすでに並びが決まっていて、中国ラインの先頭になっていました(笑)。4人並んだら分断されるのもあるかもしれないけど、そこはあまり気にせず自分のレースをするだけです。