日本初のホテル併設型競技場

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INTERVIEW前検インタビュー

2024.06.09

6月14日(両備バス杯&CTC杯・F2ナイター)

◆今節のレース展望!

 競走得点のトップは追加で入ったベテラン岡部芳幸。いくら震災時に、お世話になったバンクとは言え、目標次第のレースとなる。北日本の自力型は同県菊池翔、東日本のくくりでも矢口大樹ぐらいで展開の助けが必要。 

 中四国の機動型は自在選手の吉武信太朗と今岡徹二。吉武は安定して決勝に乗っているが、降級後の優勝はない。今岡はA級のレーススタイルに、やっと慣れたのか、前回の四日市で優勝。地区は違うが、幸田望夢が行ってくれ番手差しだった。マーク陣では吉松直人が一番点数を持っている。ダッシュタイプの和泉尚吾や増田仁も貴重な戦力。

 関東は123期の荒川達郎が特別昇班して5月の岐阜でいきなり優勝。だが、前回の青森では準決で飛んでいる。ガード役は、同県の大矢将大。南関は矢口大樹に春日勇人の千葉コンビ。

 地元の1班は高橋清太郎と三宅旬だが、点数的に予選スタート。まずは決勝進出がノルマだ。

 チャレンジは石川航大、松田昴己、望月湧世、瀧野琳太郎、枝村弘樹のV争い。123期生同士で、激しい戦いになる。競走得点のトップは石川航大だが優勝は少ない。ここ数場所、優勝が多いのは枝村弘樹。ベテラン増成富夫も超人の走りをみせ、地元の御大・谷尾佳昭は今回が引退レースになりそうだ。 

◆A級特選インタビュー!

春日勇人=千葉同士の矢口君の番手へ。来期はS級に復帰するし、今期も点数は取れている。失格だけはしない様に。2場所前の松戸の準決から踏み応えがある。

吉武信太朗=自分でやる。今岡君は点数勝負だし、好きな選択でやってもらえれば。今期はS級の点数が取れているけど、来期はA級のまま。中四国の自力選手がA級に落ちてきたが、結構S級では強かったのに苦しんでいる。不思議だけど、やはりレース形態が違う影響があるのかな。

岡部芳幸=中3日の追加だけど、疲れは感じていない。来期はS級だけど、今期は失格があるので。震災があり岡山には10年ぐらい住んでいた。本当、地元のつもりだしお世話になった。今岡君が四国なら切れ目。行かないなら自分が四国勢の後ろへ。

今岡徹二=別府とかで回っているけど、3番手だと持ち味が出ない。だから単騎で一発狙うレース。前回の四日市ミッドで優勝する事ができたけど、まだS級の点数が少し足りない。

矢口大樹=自力。新しいバンクになってからの玉野は初めて。岡山から茶屋町乗り換えの電車も忘れてしまった。こんなに綺麗な競輪場になったんですね。S級の点数は勝負駆けです。

長田祐弥=いつも矢口君には世話になっているし千葉コンビの後ろを固める。今は平塚競輪場がバンク改修で使えない。オールスターがあるから7月ぐらいまでと聞いている。

吉松直人=四国ラインで吉武君に前を任せる。今期の優勝回数は3回。来期はS級だし、今期も点数は取れている。

◆地元選手チェック!

瀧野琳太郎=地元を走るのは、これで3度目。前回の佐世保モーニングは準決で飛んでしまった。中2日のレースで調整に失敗。今回は2週間空いたので、ハードに練習をやってきた。地元だし、同期に負けない様にして優勝したい。

鳥丸晃順=龍野君との連係はありますよ。確か小田原だったけど、ワンスリーだった。一ヶ月ぶりの実戦だけど、軽い腰痛で休んでいた。走る分には問題ないと思う。

龍門慎太郎=谷尾さんの引退シリーズだし、番手を回るのは責任重大ですね。中四国で火島君に確りと。今期は70点を切っているし、来期2班なのは大きいですね。

谷尾佳昭=41年の選手生活も、今回がラストラン。S1にも行けたし、良い競輪人生だったと思う。あの時代だから、イケイケドンドンでジカ競りに行っていた。それでも骨折は少なく3回ぐらい。昨年の落車も10年ぶり。その前が17年前で、ハンドル捌きが良かったと思う。最後は、重度のヘルニアで、それが影響した感じです。

増成富夫=今回は谷尾さんの引退シリーズ。それもあって追加を引き受けた。自分が勝って華を添えたいですね。ここで対戦する松田昴己君は1回やっつけているが、若さには敵わないからね。

三宅旬=最後、師匠の谷尾さんと一緒の開催で良い思い出になる。僕が唯一の弟子の立場なので。ここは中野光太郎君、田口守君と中四国は3人。僕の方が田口君より点数を持っているけど、2人の時は任せている。だから前後は、田口君に聞いて下さい。

山本貴章=増田君がいて嬉しいけど、相手は特別昇班した荒川達郎君がいる。厳しい戦いになりそう。2班の点数を考えると、少しでも上げておかないと。

長谷俊昭=谷尾さんが引退すると、わしが58歳で岡山での最年長。走れる間は、少しでも長く選手でいたい。

高橋清太郎=1班だけど点数もかなり落としているので。前回の武雄ミッドで久々に決勝進出。良い感覚を久々に思い出しました。気持ち良かったです。決勝だけは、内に差したりして、不完全燃焼だった。

◆高松宮記念杯出場中の取鳥雄吾

脚は悪くないのに、流れを掴めないまま終わってしまった感じです。あ、初日は古性優作さんに捲られたけど、あれで2・3着に残っていれば流れも変わったと思う。悔しいですね。この後のビッグレースは全部出場できる予定。松戸サマーナイト、平塚オールスター、弥彦親王牌、小倉競輪祭と大丈夫。そして一番の目標の地元記念で優勝できる様に、日々の走りを大切にしたい。