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INTERVIEW前検インタビュー

2024.07.10

7月13日(西日本カップ(F1)・広島市主催)

◆今節のレース展望!

 今節は松戸サマーナイト(G2)と同時開催なので、ビッグネームは不在。競走得点トップは110点持っている橋本強。G1でも通用するタテ脚があり、日本選手権、高松宮記念杯と、それぞれ1勝を挙げている。高松宮記念杯の4走目の落車の影響か、この2場所のF1は精彩を欠いているが、実力者の走りを魅せたい。地元晝田宗一郎の機動力に乗り、シャープに抜け出す。その晝田も、メンバー的に地元優勝は欲しい。カマシ、捲りが武器で、近況の動きも悪くない。池田良が勝ち上がると、橋本強は一歩下がるが、田尾駿介も援軍になる。

 東日本では高橋晋也と、道場晃規の機動力から。高橋は成績よりパワーはあり、もうひと皮むけたい。行くだけの選手から卒業して、メリハリを付ける様になってきた。道場もF1では、コンスタントに初日特選メンバーに名前を連ねている。自在の杉森輝大は、関東の目標が不在で、高橋や道場との連係も模索しそう。2班だが福田知也と菅原大也は実質1班の選手。特に菅原大也は何でもやれて、狙ってみたくなる選手だ。

 中部は纐纈洸翔が売り出し中で、2場所前の福井で初優勝。戦力不足の中部にあって頼もしい存在。橋本優己はミニスランプ中だが2段駆けの態勢なら一発可能。指令塔の笠松信幸が3番手なら魅力あるラインになる。

 近畿は池野健太が追加で入り、鷲田佳史との連係。予選は確実に人気に応える。

 九州は松岡辰泰に松岡貴久の熊本コンビで連係。松岡辰泰は貴久三兄弟の、四男と冗談で言われている。混戦に持ち込めれば、大きく浮上する。

 A級戦は佐方良行と、箱田優樹が100点持って、S級から下がってきた。佐方は直前の小倉で優勝、箱田も降級直後の地元戦を手堅くまとめた。S級下がりの選手は競走得点の調整が必要だが、溝口葵の92点は評価できる。5月の弥彦、6月の豊橋と連続優勝。優出に失敗せず、大崩れしていない。地元は滝本泰行が大将格で7割増しの走りを見せたい。

◆初日S級特選インタビュー!

 

杉森輝大=悩んだけど高橋君。選択肢としては高橋君、道場君、自分でやる3パターン。理由は、彼のレーススタイルと、同じ北海道出身と言う事です。

橋本強=道場君が空いているの。それなら、番手の方が良いし、付けてみようかな。今回、自分が競走得点トップ。高松宮記念杯の落車の影響がなくなり、良くなっている。

松岡辰泰=前回の玉野は7着、7着でお帰り。おかしいと思い、病院に行ったら、足が炎症をおこしていた。それが4場所前。良いとは言えないけど、そつなく走れていると思う。

道場晃規=自力。意識的に駆けようと言う気持ちになっている。前回の小松島は初日特選が1着だし、踏めていた。橋本さんと田尾さんが任せてくれ3車は大きいですね。

松岡貴久=辰の先行に任せる(笑)。6月は忙しくて、練習は2日間ぐらい。競走、役員になったので東京での講習会、家族旅行とバタバタだった。今回は2週間空いて、ハードにやってきた。基本は1人で室内練習。バンクは照明の調整とかの模擬レースがあり1回走ったぐらい。

高橋晋也=自力。悪くはないけど、パッとしない。準決とか肝心なところになると、力んでしまう。前回の取手記念は、ウエイトをやり過ぎて、調整に失敗した。

田尾駿介=橋本さんの後ろで3番手。久留米記念は決勝3着。やはり皆さん、あの車券は買えないですよね(苦笑)。今は意識的に体重を増やしている。小倉竜二さんとか強いマーク選手は、体がみんな大きいので。食べても太らない体質なので、ちょっときついですね。

◆初日A級特選インタビュー!

溝口葵=自力。練習では、いつも浅井康太さんにお世話になっています。早く強くなって恩返しをしたい。玉野を走るのは初めて。前期はS級の点数を取れたと思う。

滝本泰行=単騎で。佐方さんと話して、そうなりました。S級の方がレースは流れますね。A級は、ドンと言う、1回の仕掛けばかり。僕はS級のレース形態の方が、脚は別として、走りやすい。

伊藤亮=降級一発目の京王閣は、決勝には乗ったけど今ひとつだった。連係実績のある箱田君を信頼する。

佐方良行=滝本君と話したら、単騎でやりたいと言ったので。なので、僕も決めずにやります。コメントで、中部近畿の後ろと言う事はないですね。

大沢雄大=同県の伊藤君の方が点数上位。箱田君の3番手を固める。膝が痛いから大事を取って、一ヶ月半ぶりの実戦です。

肥後尚己=中部近畿で溝口君の番手へ。3番手はあるけど、番手は初めて。前期はギリギリだけど、S級の点数を取れたと思う。前橋ミッドの決勝は、発走台を出たら、急に肉離れ。それで、レースが中止になり、皆さんに迷惑を掛けてしまった。

箱田優樹=自力、自在の総力戦です。S級に上がってから一度もA級には落ちていないから、12年ぶりぐらいのA級戦です。

◆地元玉野選手インタビュー!

近藤雄太

メールの追加だったので1本休んだだけ。かなりハードに練習をやってきた。勝ち上がれば、準決で先輩の滝本さんと一緒と一緒かもしれないし、きっちり自分の走りをやりたい。

田上晃也

後ろは藤井さん。連係は何度もあるので信頼関係はある。いつも、この並びで逆回りは一度もない。梅田さんは徹底先行で、小林さんもずっとS級で走っていましたね。中5日だけど、やる事はやってきた。

滝本泰行

自力は厳しいかもしれないが、前期、S級だった経験を活かしたい。ラインができれば、できたでプラスになるけど、単騎のハンデもないと思う。だけど、ここは溝口さんの機動力が強烈。箱田さんは、自在の動きだし、位置を取ってから。

山崎泰己

選手を12年やっているけど、これが初のS級。いつも、取れそうで取れなかった。前期はA級2班だったけど、S級の点数を取れた。これは自分でも誉めたいですね。もう自力はないので、完全に追い込みです。ここは同期の才迫君を信頼して。

晝田宗一郎

まだS級の優勝はないですよ。今回ですか? いよいよ時が来たと言う事で(笑顔)。人気にもなるし、しっかり広島勢と決めたいですね。

◆広島所属選手インタビュー!

藤井將

今回は広島市主催のシリーズ。それなら地元のつもりで頑張りたい。しっかり地元の田上君をアシストする。

才迫開

前期のA級は色々と厳しかったですね。やはり、A級もみんな強いので。同期の山崎さんが任せてくれるし普段通り、自力自在に何でもやりたい。

池田良

点数をかなり落としたし予選スタートは仕方ない。ここから上げていくだけ。110点が自分のイメージ? そう言ってもらえるなら嬉しいですね。晝田君はスピードタイプだし、離れない様にしたい。

大瀬戸潤一郎

小松島記念は展開が悪かったけど、S級でも脚負けしない感覚はあった。3日目は2着にも入れたので。ここは晝田君、池田君の3番手。最高の位置だし、3着に入り、3連単の一番人気に貢献したい。

◆前橋でS級に特進した山根慶太

 山根慶太は、2度目の挑戦でS級特進に成功した。「別府では、やらかしているので、あまり緊張感はなかった。レース内容は誉められないが、S級に上がれる事は凄く嬉しい。今のままでは、S級で通用しないし、すぐに壁にぶつかると思う。それは、自分が一番分かっています」。このレースは、3車併走になり、あんこになったが引かず、勝負根性を魅せた。「2車併走なら内の選手が強引に持ってくる。3車だから、逆にそれがなくて良かった」。準決でも、外を捌いて持っていき、自在性があることを証明。「今は力をつける段階だから自力でやっていますが、将来的には、自在とか追い込みでやっていきたい」。岡山は若手が育ってきたが、山根慶太も楽しみな逸材だ。