INTERVIEW前検インタビュー
2024.08.15
8月16日ウィンチケットミッドナイト競輪(F2ミッドナイト・7レース制)
◆今節のレース展望!
前期A級1班の塚本瑠羽が特別昇班を決めるシリーズ。7月に降級して3場所走ったが、連続して優勝。青森ミッドの予選で2着が残念な成績だが、それ以後はパーフェクトの成績。124期の新人がデビューしたが力の違いを魅せたい。初日の連係パートナーは60歳の大ベテラン、鉄人・宮倉勇。走りは若いし、82点を持ち、降班してきた。ピスト6を挟み、3場所走ったが、前走の立川は予選2着、準決1着、決勝7着と数字はまとめた。塚本も予選なら、基本的に後ろを連れ込む走りをやる。
125期の新人は谷内健太、藤原夏志、三木健正、佐藤大地、船山真生の5名が参戦。谷内健太は在所成績が31位だったが、卒業記念の決勝に進出。本デビューしてから2場所走り、前回の松阪ミッドで初優勝。京都産業大学を卒業した学士レーサーで、中長距離種目を得意にしていた。
藤原夏志の師匠は、選手会執行部の古原勝巳。高校時代まで野球をやり、7度目の試験で合格。実戦に入り3場所走ったが、2度の優出。積極的な姿勢を見せており、まずは決勝進出がノルマ。
地元・三木健正は2世レーサー。父親は沖縄籍の三木健治。長らくS級に在籍して、中堅のマーカーとして活躍。野崎将史が預かる形になり師匠になった。本デビューしてからの2戦は、決勝3着と決勝4着。決まり手は先行と捲りが半々だが、地の利を活かして主導権を取りたい。
佐藤大地は、野球で培った基礎体力を活かして、実戦の成績もまずまず。いきなり和歌山モーニングで優勝し、川崎が準優勝、豊橋が決勝3着の成績。前回の向日町ミッドは準決で飛んだが、スピー時自体は申し分なかった。
実戦気配が良いのは、船山真生。本デビューしてから2場所走り、小倉ミッドが初優勝、高知ナイターが準優勝と打倒塚本瑠羽の打倒1番手。師匠は愛媛でも一番人望のある渡部哲男で、忠実に教えを守っている。在所成績も10位で、将来のS級のスターだ。
◆地元選手インタビュー!
三木健正
地元だし先行で良い走りを見せたい。もっと苦しむかと思ったけど、デビューしてから手応えもある。今期は同期が他に4人。自分が一番弱いと思うし、チャレンジャー精神で。父親も選手だけど、師匠の野崎将史さんから色々とアドバイスをもらっている。デビュー戦で、後ろを見る様な動きがあった。それは、やってはいけない事だと教えてもらいました。初日は川本さんと決められる様に。
川本隆史
やっぱ、初日は三木と一緒? 多分、そう思って、練習をやってきた。一緒のレースはないけど、この間の高松モーニングで同じ開催。だいたい、どう言う子かは分かりますよ。ここは松本一成さんとの2分戦。松本さんは粘ったりしないと思うので、普通に突っ張ってくれればワンツーが決まると思う。今期は70点を確保できたら良いですね。
◆新人選手紹介!
谷内健太
大学は京都産業大学。今は村上博幸さん、山田久徳さんと一緒に練習をやらせてもらっている。凄い選手が身近にいるので、勉強になる事ばかり。考えながら、レースをやる様にしています。
藤原夏志
実戦でデビューしてから脚力の無さを実感している。元々、養成所に合格するまで7回かかったし、エリートではないので。アマチュア時代は、審判の補助員をやっていました。それで、当時、支部長だった古原勝巳さんを紹介され師匠になってもらった。普段は中釜さん達と練習をやらせてもらっている。1個上の先輩になるけど、強いし、キャラも確立されていますね。
佐藤大地
今回の同期の中では、船山君と谷内君が少し抜けていますね。デビュー戦で優勝したけど、ラッキーなレース。たまたま相手のカマシに嵌まっただけなので。どちからと言えばダッシュだし、地脚の強化をしているところです。皿屋豊さん達がいる練習グループに所属しています。
船山真生
師匠は渡部哲男さんで、普段から一緒に練習をやらせてもらっています。みんなに強いと言ってもらえるけど、そこまでの脚力差はないですよ。デビューしてからは優勝と準優勝。だけど、捲りの決まり手の方が多いので。
◆太田海也・平塚オールスター・帰国直後の会見
(14日のオリオン賞を走るにあたり)疲労感が無いといえば嘘になりますが(日程が詰まっているが)競技が終わってから1日置いたし、帰りの飛行機もすごしやすい環境を整えてもらえたので体は準備ができています。
五輪では3種目に出場してメダルの届きそうなチームスプリント、メダルと取りに行った競輪とスプリントと走り、7日間気持ちを張り詰めて1本1本、真剣に全力で戦うことができました。
五輪に出るだけで満足するのではなく、メダルを取るという強い気持ちで挑みましたが、結果的には出場しただけになってしまったことは本当に悔しかったです。(今後のナショナルチームとしての活動については)今後についてはオールスターの間、そしてこのあとのオフ期間で考えたいです。
(今回のオールスターに関しては)五輪中はオールスターのことは考えられず、とにかく五輪に集中していました。そのあとに時間が少し空いたので日本の競輪をイメージして平塚に入りました。
選手の皆さんから「頑張った!」と声を掛けられたのがうれしかったですね。(すぐに実戦を迎えるが)鉄のフレームに体を合わせていくことになりますが、1日空くのでしっかりと整えて走りたいです。
競輪を走る機会が少ない中、ファンの方に見てもらえる大事なレースですし、そういう意味でもメダルを取って日本の競輪の進展につなげたかったです。ここはしっかりとS級の選手として気持ちを入れて走ります。犬伏(湧也)さんとラインを組み自分が前で頑張ります。