日本初のホテル併設型競技場

電話投票番号61#

INTERVIEW前検インタビュー

2024.09.07

9月9日(競輪公式投票CTC杯・F1・防府市主催)

◆今節のレース展望!

 13日から宇都宮で共同通信社杯(GⅡ)が開催されるので、超大物は不在。ビッグ直前にしては、名前のある好メンバーが集まった。組み立てに淡泊さがある菅田壱道だが、競走得点は一番。いつ、タイトルを獲ってもおかしくないと言われており、G1の決勝で新山響平の番手なら可能性はゼロではない。直前の富山記念は古性優作に屈したが、3着に届いている。準決は北日本の後輩次第だが、初日特選と決勝は自分でやるメンバーになりそう。番手はタテ型の佐々木雄一。踏み出しで離れるケースは少なく、菅田の快速捲りにも対応できる。

 地元は隅田洋介が大将格。自力の数が少なくなり、組み立てが難しくなっているが、3番手を回るケースは少ない。菅田同様、初日は自分でやり、準決はバンクレコード保持者の太田竜馬と一緒だろう。今回も太田は予選スタートだが眠れる獅子で終わらず、再ブレークして欲しい。パワーはあるのだから気持ち次第だろう。もちろん、決勝になれば徳島の連係で太田竜馬に小川真太郎の可能性も高い。そのケースだと3番手は巧者の橋本強。他に特選シードのメンバーは坂本健太郎と杉森輝大。坂本は瀬戸栄作や松本憲斗の勝ち上がりを望みたい。杉森は蕗沢鴻太郎とタッグを組みたい。木暮安由も、そこそこやる脚力は残っている。

 初日A級特選の想定メンバーを見ると、地元のベテラン・藤田昌宏の自力1車。近況、自力を多用して、若手相手にハッスルしている。オリンピアンの太田海也の師匠としても有名だ。2班の若手だと長崎の小柳智徳が3場所前の地元で優勝。自力選手が手薄で、今節はチャンス。鈴木涼介も夫婦二人三脚で頑張っており、2場所前の奈良ミッドで完全優勝している。

◆初日S級特選インタビュー!

杉森輝大=自分でやる。自力脚を残しながら、後輩と一緒の時はサポートしたい。競技は苦手だから親王牌には出場できない。競輪祭も多分、ダメだと思う。あとは、競輪、走っていて色々と難しい問題もありますね。

隅田洋介=自力。単騎かと思ったけど、坂本さんが任せてくれる。ロングの仕掛けは出来ていないが、調子自体は良くなっている。地元だし結果を出したい。

坂本健太郎=多少の腰痛とかもあったけど、台風とかあり、家事都合で欠場した面もある。ここは隅田君の一撃に期待する。もちろん、連係するのは初めてです。

橋本強=四国ラインで小川君へ。今はF1開催でも簡単には優勝出来ない。それで宇都宮の共同通信社杯には出場できない。ただ、脚自体は前回と同じで悪くない。地元の決勝は久田君に任せていたけど、関東ラインにやられてしまった。

菅田壱道=自力、自在に。富山記念は、古性君が強かったけど、俺が内枠ならSを取れた。それなら響平が突っ張りだし、展開は大きく違ったと思う。状態が良くなると、出力が高まるから、腰や首に負担が来る。あの決勝も腰痛が出たし、今は、その繰り返しですね。あとは、響平に続く、先行選手が出てきて欲しい。

小川真太郎=自力。橋本さんは信頼できるマーカー。何か噛み合っていない感じで、成績は今ひとつ。脚は悪くないし、ちょっとした事で良くなると思う。多分、気持ちと組み立ての問題でしょう。

佐々木雄一=追加だけど、菅田君がいて心強い。駆けても強いし、全力でサポート。3場所前の青森の落車は腰椎の骨折だった。2日目、決勝と走ったけど、痛みがあり一ヶ月欠場。前のダッシュに千切れるケースは少ないけど、年齢と共に厳しくはなっている。

◆初日A級特選インタビュー!

森安崇之=藤田さんには世話になっている。中国ラインの後ろを固めて。A級に落ちて6場所走ったけど、2場所前、地元高松で優勝できたので。

川口満宏=岡本君と話して、お互い、単騎になった。小川巧君は同期だし、良いライバル。58期生も現役は4人だけ。宮倉勇さんは60歳になり頑張っている。今は、小川君より点数を持っているけど、昔からの強さは彼が上。だから、だいぶ負けていますよ。

藤田昌宏=自力。まさか50歳になり、自力1車のメンバーになるとは思っていなかった。これは、かなりレアなケース。2,3年前から、また自力でやる様になってきたけど、どこを走っていても、自分でやると楽しいですよ。だからS級、A級は関係ない。

蓮井祐輝=地元の藤田さんを盛り立てたいですね。4番手になるけど中四国ラインで結束する。

牧剛央=厳しいメンバー構成ですね。目標が不在だし、単騎で位置を決めずに。

富弥昭=地元の藤田君の番手へ。前回の小松島は準決で1着。だけど、決勝は台風で中止。こればかりは仕方ない。今開催は防府市営の開催で、玉野を借り上げるのは最後になると思う。来月からリニューアルオープンするので。

岡本英之=単騎で。もう自力はないし、川口さんとは、別でやりましょうと言う話になった。

◆地元玉野選手インタビュー!

小川巧=ミッドの誘導、松山ナイターと、少しバタバタ。ここ3場所で2勝しているけど、同期同級生の川口満宏は特選シードだからね。まあ、負けているけど、この年齢になって走れているのは幸せな事だよ。競走センスがあり何でも出来る藤井將君を信頼して。

在本直樹=前期のチャレンジに比べて良くないですね。良かったのは1、2班に落ちて一発目の京王閣ナイターぐらい。3場所前の地元戦は、6着、2着、3着だった。今回は、それ以上の成績を求めて。

藤田昌宏=弟子の太田海也のパリ五輪は残念だったね。クジ運とかは、ヨーロッパの選手の方があったかも…。あとは、判定もあるけど、こればかりは日本の競輪と同じで仕方ないね。ナショナルチームは継続すると思うし、世界選手権にも出場すると言っていた。やはり、弟子の活躍が刺激にもなっている。来期は、S級の点数を取れているか微妙。だけど、どのクラスを走っても、自力でやっていると楽しいよ。こうして、たまには、先行1車の御褒美もあるからね。

月森亮輔=松戸記念の準優勝で11月の小倉競輪祭の出場権をゲットした。あれは取鳥雄吾君と清水裕友君のおかげ。G2はあるけど、まだG1には出場した事がないので。11月までに、点数と脚力をアップさせないと。5場所前の玉野準決は自分で前回りを志願した。だけど、何もやれず、片岡迪之さんが自分で捲り勝ってくれたので。

棚橋勉=太田竜馬君の番手は3度目だと思う。前回の取手準決は、彼は車体故障で自分は5着だった。その前は、捲り不発だったと思う。玉野のバンクレコード保持者だし、強いのは誰もが認めるところ。まずは、離れない様にしたい。

隅田洋介=眞杉匠と練習をやりたく、栃木に出稽古に行く事もあるけど、玉野は地元戦。平塚オールスターは特別競輪で力不足だったけど、その他のF1は、そつなく走れていると思う。状態は良くなっているし、展開が噛み合えば、勝ち負け出来るはず。

◆防府市主催・防府所属選手インタビュー!

田口守=岡崎陸登君の番手は初めて。今回は防府市営の開催だから気を遣ってもらえたのでしょう。玉野借り上げは最後のレースで、来月から防府競輪場もリニューアルオープンする。最初のモーニングも呼ばれています。2場所前の失格は粘られたので、放り込みに行ったら大きく避けられた。1,2班の点数を取るのは厳しい状況だが、頑張らないと。嫁も選手と行政書士、両方、頑張っているので。

富弥昭=地元の藤田昌宏さんの自力1車。狙われる位置だけど、しっかりサポートしたい。前回の小松島は準決で1着。決勝も楽しみだったけど台風で中止。こればかりは仕方ないので。

國村洋=太田竜馬君の3番手へ。犬伏湧也君と双璧の強さだし、どうしたんでしょうね。あのパワーとスピードは凄いですよ。彼は天才肌? そして僕は叩き上げ? いや、僕も太田君寄りの選手ですよ(笑)。