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INTERVIEW前検インタビュー

2025.12.09

12月12日(チャリロト杯・F2ミッドナイト・ガールズ競輪)

◆今節のレース展望!

 A級戦の競走得点トップは、長崎支部の選手会支部長・佐藤幸治。直前には佐世保記念の開催があり、イベント対応など公務が続いていたが、捲りの冴えは相変わらずだ。今期は優勝4回、決勝を外したのは1度だけという安定感。櫻木雄太と同乗なら番手を回り、その他のケースは自力主体の組み立て。3番手を東矢昇太が固め、九州ラインが本線を形成する。さらに、ヤンググランプリ覇者の野口大誠もラインに加わり、厚みを増して行く。

 北日本は斉籐樂が前走・平塚で優勝と勢い十分。兄弟子は、あの阿部拓真だ。初日特選では東京の今井聡と連係しそう。南関、中部は特選シードの選手が不在で劣勢ムード。

 地元勢は野崎将史が大将格。2班の三宅旬は予選突破が目標となるが、地元の利を生かしたい。

 ガールズは、グランプリを控える坂口楓華が欠場で、首位争いは混戦模様。その中でシリーズリーダーとなったのが大浦彩瑛。小倉競輪祭では決勝で、アクシデントに巻き込まれながらも再乗しており、状態面は問題なさそうだ。畠山ひすいは機動力が際立ち、11月に2度の優勝。伊東では尾方真生を破る金星で価値あるVを飾った。 自身のキャリアでも最高潮とも言える西島叶子、地力ある梶田舞と中村由香里、勝負強い安東莉奈、藤原春陽、平子結菜らも優出候補に名を連ね、いずれも台頭の可能性を秘めるシリーズとなる。

◆A級特選インタビュー!

佐藤幸治=九州で櫻木君の番手へ。前回の小倉ミッドの準決で先行した。そのせいか、少し腰に違和感がある。小倉競輪祭が終わり、地区プロ、地元佐世保記念があった。選手会の支部長として公務も忙しいが、もう慣れたので。やはり、佐世保記念は荒井さんに獲って欲しかったですね。

斉籐樂=自力。今回から新車。試しながらだし、3車になったのは大きい。阿部拓真さんは、同門の兄弟子。身近な所からS班が出て、僕も刺激を受けている。玉野は、今年3月の記念で走っています。

東矢昇太=九州ラインの3番手。失格があるから来年、1年、A級。だから、次のレインボーファイナルは勝負駆け。3着以内に入れば、無条件でS級に特進できる。九州は田村中君、佐藤幸治さんの3人。2段駆け? 僕からは何も言えませんよ(笑)。

今井聡=東のラインで斉籐君。来期はA級だけど、今期は今の所、S級の点数を確保。前回の松阪決勝は、関東同士で競り。3番手でも良かったけど、納得する走りをやりたかったので。

野崎将史=単騎で走る。苦節、10年、来期は初のS級(笑)。支部として、アマチュアの面倒を見ているから忙しい。逆に質の高い練習をやれているのが良いみたい。

藤原浩=地元の野崎君が良いのなら、東ラインの3番手へ。そこで脚を溜めたい。

櫻木雄太=自力。前回の伊東ミッドで優勝できたし悪くないと思う。しっかり、自分のレースをやりたいですね。

◆地元選手インタビュー!

野崎将史

来期が初のS級になるけど、特別、変わった事はやっていない。結婚もかなり前だし、子供も小学生になる。マイホームは買ったけど、プライベートの変化ではない。今は選手会の役員をしていて、アマチュアの面倒を見ている。師匠を決めず、支部全体で、若い子を育てようと。それで忙しく、逆に質の高いトレーニングをやれているからかな。今回も養成所の試験に合格者がいるし、二次試験も終わった。あとは発表だけ。2期連続でS級の点数は取れているし、失格だけは避けたいね。もちろん、地元だし勝ちを狙いに行くけど。

三宅旬

前回の取手2日目も横内裕人君と連係。捲りに行ってくれたけど、自分が捌かれてしまった。地元は6月に走り予選3着、準決3着、特選3着で、オール確定板。その時に比べると、少し脚が落ちている。本来は、1着を取るのを持ち味にしているので(笑)。

◆ガールズ選手ピックアップインタビュー

西島叶子

好調の要因ですか。今はアパートを借りて防府で練習をやっている。周りの助けもあるし、質の高い練習をやれているのが、理由かもしれないですね。桑原大志さんもそうだし、山原さくらさんからもアドバイスを貰っている。まずは小倉競輪祭の出場を目標にして、それを逆算して考えている。パールカップは、選考が厳しいし、九州のビッグだから競輪祭かなと。ただ、出るだけではダメなので、そこで結果を出すのが目標です。防府はあくまでも、出稽古だし、居座るのも違うと思う。今、熊本はバンク改修中なので、それが終われば、熊本に戻る予定です。