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INTERVIEW前検インタビュー

2023.04.13

4月16日アプリもおすすめチャリロト杯(FⅡミッドナイト)

◆今節のレース展望!

前期のS級でも負け戦を中心に7、8勝している地元の畝木聖。ダッシュはピカイチだし、カマシ・捲りは強烈。これで組み立ての上手さとロングスパートも出来る様になれば、S級上位でも通用する。A級に落ちた今期は意外にも、優勝は前走の久留米の1回のみ。これは不思議であるが、今回の地元戦は完全優勝がノルマだ。番手は中国ラインで清水裕友の師匠でもある國村洋。1着は少ないが降級後の今期は一度も決勝を外していない。安定感はあり、畝木聖に抜きはなくても離れもないだろう。

淡泊さのある大西祐だが、A級戦なら真っ向勝負でも勝てる。位置取りより自分のタイミングを大切にする選手で緩んだところから行くスタイル。中団に固執せず、取れた位置から一気にスパート。番手回りは得意ではないが、復調している先行タイプの戸田康平と一緒なら援護役に徹する。今節は中四国ラインは別線になりそう。

東日本の遠征勢は山本健也が安定している。人の後ろを回るケースが多くなっているが、南関の強力先行が不在。関東も手薄で北日本の双子レーサーの金沢竜二と連係する。これは、吉田勇人にも同じ事が言え、東日本勢の折り合いも鍵となる。メンバー的に、金沢竜二も優勝候補のひとりで、先行テクニックはかなりある。

九州は西田大志が点数を持っているが、九州の大砲が不在。好位から脚を溜めるレースが基本だ。

予選からのメンバーでは、オタクキャラで人気ある玉村元気、何故かSNSの世界では超有名人の為田学に注目したい。

チャレンジは121期の新人が4人参戦。坂田康季、河崎正晴、米村光星、福田要と全員が九州の選手。坂田康季は前走のいわき平で完全優勝し上昇機運、河崎正晴はここ3場所で優勝が1回で準優勝が2回と乗れている。米村光星は昨年12月に1回だけ優勝しているが近況の数字は不満。福田要も昨年10月の武雄で優勝も、その後は目立ったヒットはない。熊本の河崎正晴が優勝候補の筆頭で、同県米丸光星はマークに回りそう。

◆A級特選インタビュー

吉田勇人=山本君は動いているし、3番手でも良いと思っていたが…。番手を回って下さいと言われたので金沢君へ。しっかりサポートしたい。

畝木聖=チャレンジとS級はあるけど、A級戦で地元を走るのは初めて。いつも走っているのはアニキですよ。また、次も入っていると言っていました。前期のS級は7、8勝したけど、点数が取れなかった。どうしても大きな着をやってしまうので。降級後、決勝になるとヘマをやってしまうから、優勝は前回の久留米だけ。今回は地元だし勝ちに徹して自力勝負。

山本健也=玉野を走るのは超久々。吉田さんとも金沢君とも連係した事はない。ただ、金沢君とは何度も敵同士で対戦している。吉田さんが気を遣ってくれたが、点数通りの並びで構わない。東日本の3番手。

大西祐=足の肉離れで1本休んだ。練習では大丈夫だったけど、レースになると不意打ちの動きがある。そこが心配だし走ってみないと。3番手は巧くないし畝木君に迷惑を掛けるのも嫌なので中団、中団から。

國村洋=地元の畝木君を信頼する。久留米ミッド、大垣ミッドに続いて3場所一緒の配分。だから走り方は分かっている。ダッシュが良いし踏み出しで離れない様に。

金沢竜二=畝木君との2分戦だし、走りづらい。来期はS級に復帰。花粉症ではないけど、ちょっと鼻づまりとか酷い。走りに影響はないですが。後手を踏まない自力勝負。

西田大志=選択肢は3つですね。畝木君の3番手、大西さん、自分で決めず。やはり畝木君には世話になっているので3番手を固める。5場所前に玉野を走り7着、7着、お帰りで迷惑を掛けたし、その分も頑張らないと。

◆地元選手インタビュー

2レース・岡崎克政

「前回の地元戦は昨年11月で3、2,5着で決勝進出。今回は九州の活きの良い若手が多いし厳しいレースが予想される。中四国に新人が不在なので。高松ミッドの補充に行き1着。疲れはないし、普段通りの自分のレースをやりたい」。

※先行の職人で、増成富夫とこの人が地元ベテランの2大巨頭。若手相手に真っ向勝負も大切だが、踏んで番手も作戦のひとつ。新鋭福田要の力が抜けているし、巧者高森圭介は踏み出しが甘い。前々に攻めていれば良い事もあるはず。

2レース・取鳥敬一

「最近のヒットは昨年7月の地元戦。2着、2着で勝ち上がり、1・2班戦だったが決勝に進出。あの脚があれば良いけど、その後は良くないね。岡崎君は先行の職人だし何度も連携している。雄吾も頑張っているし自分もの気持ちで」。

※取鳥バパとして有名だが、自ら経営する居酒屋で調理場に立つ二刀流。かつては捲りが武器だったが、近況は追い込みも板に付いてきた。やはり、ヨコよりタテの人だ。徹底先行の番手だし、勝ち上がれそうなメンバーだ。

3レース・野上竜太

「吐くぐらいの、きついメニューを奥村諭さんと一緒にこなしている。やっと少しずつだが結果が出てきた。器用なレースはやれないので、いつも通りの仕掛けですね」。

※大敗のオンパレードだったが、チャレンジに落ちて復調の兆しが見える。スリムになって良い感じで体が絞れた。このメンバーで1着は厳しいが、どこかで必ず穴を出す。元々は天才肌の選手だし、ここを走る選手ではない。

4レース・丹波福道

「前橋、いわき平と遠征が続いて疲れてしまった。移動に5時間、6時間掛かるので。成績が下降気味だし、気持ちの持ち方も大切になってくる。坂田君が強いし3番手3着が理想です」。

競走得点が67点だし、支線の番手より、本線の3番手の方がチャンスある。とにかく坂田康季の突っ張りを願いたい。引いた瞬間に、厳しくなる。

6レース・在本直樹

「3月に膝を痛めてから踏めなくなってしまった。それが、この悪い成績の要因。地元と言っても目標は不在だと思ったし、自分でやるつもりできた。外枠で厳しいけど動く走りをやる」。

※体が大きいからダイナミック。逆に優しさもあるから、ガツガツした走りでなく温厚な自在戦。だけど、リミッターを切る時もあるし、それが今回の地元戦かも。

7レース・守安政雄

「ここ数場所、バックを付けてしまったから自分でやる番組が多かった。調子が良い時なら良いが、ダメな時は目標不在だと厳しい。ここは戸田君がいるし有り難い」。

※ここで勝ち上がれば、準決勝で畝木聖を付けてもらえる可能性はある。一瞬は切れるイメージだし、差しての1着も可能だ。

9レース・畝木聖

「ダッシュは自信があるし、もう少し長い距離を踏めれば良いですね。今回は、地元のメインだと思うし責任を持って走りたい。今年1年はA級だし、結果を求めながら先も見据えないと。構えるレースでなく、自分でレースを作っていきたい」。

※アニキと真逆の脚質。アニキはダラダラ駆けるのを得意にしているが典型的なスプリンター。まだ26歳だし、伸びしろはあるはず。もっと中四国の貴重な戦力になって欲しい選手のひとり。